私たちが毎日、ワンちゃんに食べさせているドッグフードですが、商品によってはワンちゃんの健康に良くないものも多々あります。
今回は、このドッグフードの原材料にポイントをおいて、注意すべきところを探ってみたいと思います。
ドッグフードには大きく分けると、「ドライタイプ」と「ウェットタイプ」がありますが、どちらのフードの中にもワンちゃんに食べさせるのには不安がある原材料が含まれているものがあります。
まずは、その辺のところから調査していきたいと思います。
使用に不安がある原材料
×4Dミート
病死や安楽死をした犬や猫の肉を使っているというだけでも嫌な気分になりますが、病気や安楽死のときの薬も、その死体に残留するのでそれがドッグフードに含まれていたら危険です。
×品質が粗悪な動物性油脂
何の動物から取れたものかが不明で、牛や豚、鳥とは限らず私たちの身近な生き物ではない可能性もあります。
事故死、病死、駆除、安楽死、腐敗した死骸、それら前部が個別やまたは一緒くたに処理され、精製されたものが動物性油脂になることもあるそうです。
ただし、動物の脂肪から作られた油脂の中にも、品質の良いものはあり、全ての動物性油脂が危険だとはいえません。
「動物性油脂」の表記だけでは、どのようなものがどのようにして入っているのか詳細がわからないので、明記されていない限りは「動物性油脂」は避けた方が良いといえます。
×大豆ミール(脱脂大豆)
栄養が無いのにドッグフードのかさ増しとして使用されているのが大豆ミールで、犬のお腹の中でガスが溜まってしまうこともあるそう。
大豆はもともと豆腐や醤油などの食材になりますが、適切に処理されていない大豆は害となり、ドッグフードに使用される大豆の殆どが有用な成分を絞り残ったカスなので、有害なため飼料の原料として使用することが禁止されています。
×ビートパルプ
ビートバルプとはサトウダイコンから砂糖を抽出した後に残る葉と搾りカスのことで、大豆ミールと同じようにドッグフードのかさ増しに使用されています。
ビートパルプはワンちゃんにとって消化しづらい原材料で、大量に摂取すると便秘になる可能性があり、薬品が残留している恐れもあるので避けたい原材料です。
ドッグフードのその他の危険な添加物
基準値の範囲内での摂取なら問題ないといわれていますが、害になることがありワンちゃんの体にとって必要がないものでもあるので、以下のものは含まれていないドッグフードを選ぶと良いでしょう。
×ジブチルヒドロキシトルエン(酸化防止剤)
石油用の酸化防止剤として使用されていたもので、危険性があると考えられています。
×エトキシキン(酸化防止剤)
ベトナム戦争の時にアメリカ軍が使用した枯葉剤の酸化防止剤で、過剰に摂取すると危険ではないかと考えられています。
×着色料
着色料は、色を付けるための成分で、「赤101」などの「色 数字」のものは合成着色料というもので石油製品から作られ、過剰に摂取すると危険と考えられています。
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場合によっては避けたい原材料
×穀物中心の原材料
ワンちゃんに必要な栄養はたんぱく質なので、穀物中心のドッグフードを選ぶとたんぱく質を十分に補えず、苦手な穀物の消化で時間がかかってしまいます。
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×ワンちゃんの体質に合わない原材料
牛肉や豚肉、ラム肉などの肉類全般、大豆やトウモロコシなどもアレルゲンとなる可能性があり、特に小麦などの穀物は、犬にとって本来必要のない栄養素なので、アレルギーを引き起こしやすい傾向にあります。
これらアレルギーをはじめ、消化不良などワンちゃんの体調が悪い場合には、食べているドッグフードが合っていないのかもしれません。