ドッグフードには様々な種類があり、そのフードによって特徴もありますが、今回はそのフードを目的別や形式別などでどんなものがあるのかを調べていきたいと思います。
ドッグフードの目的別の種類
こちらは、総合栄養食、間食などに分けられますが詳しく見ていきましょう。
総合栄養食
主に与えるワンちゃんへ食事のことで「ドッグフード」が当てはまり、ワンちゃんの健康な体を作るための大事な栄養素となるので、できれば粗悪な原材料が入っていない「プレミアムドッグフード」を選ぶのがおススメです。
間食
いわゆる「おやつ」ですが、しつけのご褒美として与えるものなので、ワンちゃんが負担なく楽しく食べられるものを選んであげるのが一番ですが、こちらも添加物や原材料に注意を払って選びたいです。
療法食
ワンちゃんの体調がすぐれない時や病気の治療中などに与えるフードのことで、通常のドッグフードよりもカロリーや塩分が抑えているのが特徴です。
その他の目的食
「免疫力向上」、「関節」、「老化予防」、「腸内環境を整える」などをサポートするもので、これにはサプリメントが当てはまりますが、「関節ケアサプリメントはグルコサミン」、「腸内環境サプリメントは乳酸菌」など、成分にかたよったところがあるので、あくまでも総合栄養食(ドッグフード)の補助食として与えるものです。
次にドッグフードの形式別の種類ですが、これらの特徴とどんなワンちゃんが選べば良いのかを見ていきましょう。
ドッグフードの形状別の種類
水分保有量によって大きく分けると「ドライタイプ」、「ウェットタイプ」、「モイストタイプ」のものがあり、それぞれに特徴があるので、使い分けをしたり上手に取り入れるのが良いかと思われます。
ドライタイプ
ドライタイプの水分含有量は10%程度と少なく、他の90%は肉類、穀類などをバランスよく配合して固め乾燥たものや添加物で、栄養素がウェットタイプよりも凝縮されています。
このことにより、ウェットタイプほど食べさせなくても十分1日分の栄養素を摂取することができるので、ウンチの量も少なくなる傾向があります。
また、フードの種類や価格帯も豊富で保存しやすく与えるときに手間がかかりませんが、含まれている水分の量が少ないので、食事のときには新鮮なお水を用意してあげることが大切です。
ドライフードは硬いので、歯石予防やアゴの骨を丈夫にキープすることができるメリットがあります。
ウェットタイプ
ウェットタイプの水分含有量は75%程度と多めで、栄養分や添加物は全体の25%程度で、缶詰やレトルトタイプなど、最近は、さまざまなウェットフードが売られています。
ドライタイプに比べるとたくさん食べないと、それなりに必要なワンちゃんの栄養素が取れないデメリットがあり、たくさん食べられないワンちゃんには少し不向きであることや、ドライフードと比べて高額なものが多いので、日常食とするにはコスパが悪いことと歯石予防などを考えると、それだけを与えるのはデメリットがあります。
でも、ワンちゃんにとっては嗜好性が高いので、ごほうびの「おやつ」に適したフードであるといえます。
満腹感はそれなりにありカロリーカットも可能なので、ダイエット食としてメタボタイプのワンちゃんにもおススメです。
「ドライタイプ」「ウェットタイプ」の中間の水分量のドッグフードもあり、こちらは「セミモイストタイプ」と「ソフトドライタイプ」があります。
セミモイストタイプ(半生タイプ)
水分含有量が25~35%程度のドッグフードで、ドライタイプと同じように作られ粒状に形成されます。
ソフトドライタイプとは異なっていて、「発泡」はしないので噛みごたえのある弾力が特徴的です。
また、少量に小分けされパックされているものが多いので、保存が便利で扱いやすいメリットがありますが、ドライやウェット以上に添加物などが配合されている商品が多いのがデメリットです。
なので、購入時には十分にチェックした方が良いですし、獣医さんによっては日常的には使用しない方が良いという考えの方も多いようです。
ソフトドライタイプ
水分量が全体の25~35%程度とセミモイストタイプと同じで、ドライタイプと同じように作られ粒状に形成されます。
セミモイストタイプとは異なっていて、「発泡」という方法でフードを含ませて仕上げているので柔らかい感触です。
こちらも「湿潤調整剤」、「酸化防止剤」、「防カビ剤」などの添加物が使用されているので、日常的に使用されるのは考えた方が良いかもしれません。
結局どんなフードを選べば良いの?
- 健康に問題がないワンちゃんや歯石予防やアゴの骨を鍛えたいワンちゃんには「ドライタイプ」
- ワンちゃんが固いフードを食べることが困難な場合には「ウェットタイプ」
- 水を飲みたがらないワンちゃんには水分補給を「ウェットタイプ」
- ドライフードだけでは食べてくれないときには水分量が多いのフードを少し混ぜて使用するのもOK
通販で人気のプレミアムドッグフード
インターネットを含めて様々なタイプのドッグフードがあり、無数に存在するドッグフードから最適なフードを選ぶのは至難の業ですよね。そんなお悩みをお持ちのかたは、通販で人気のドッグフードを試したことがなければ一度試してみてはいかがでしょうか?
通販で人気のドッグフードは「モグワン」「カナガン」「ブッチ」です。それぞれの特徴を簡単に紹介します。
モグワン(ドライ・総合栄養食)
モグワンはカナガンと同じ会社が販売していますが、カナガンはイギリスで販売されているドッグフードを輸入したフードなのに対して、モグワンは販売会社がより良い商品求めて作られたドッグフードです。
モグワンは、徹底した品質管理が特徴のドッグフードです。原材料には動物性タンパク質『チキンとサーモン』を豊富に使用しています。
品質が不明な肉副産物は使用しておらず、消化に負担がかかると言われている穀物類を不使用のグレインフリーです。
そして製造工場も、国際規格に準じた製造管理を行っており、一般的なドッグフードと比べるとかなり品質の高いドッグフードだと考えられます。
情報元サイト モグワン ドッグフードを獣医師が調査
カナガン(ドライ・総合栄養食)
カナガンはペット先進国のイギリスで製造販売されているドッグフードです。イギリスではチキン以外の味もあるようですが現在国内ではチキンのみです。
カナガンはチキンをメインに使用したドッグフードです。犬にとって消化に負担のかかる穀物を使用していないグレインフリーのドッグフードで、さらには人間でも食べられる品質の原材料を使用しています。一般的なドッグフードの中でも高品質なものと言えます。
情報元サイト カナガンドッグフードを獣医師が調査
ブッチ(ウェット・総合栄養食)
ブッチはチルドタイプという国内では珍しい形式のドッグフードです。水分量が多いドッグフードなので価格はやや高いですが、食いつき抜群で原材料の品質も良いドッグフードです。
チルドフードとは冷蔵保管するタイプのドッグフードで、添加物の少なく熱による栄養成分の変性が少ないドッグフードです。
国内のドッグフードのほとんどが『ドライフード』ですが、これは”保存性”と”利便性”、”経済性”を取り入れたフード、つまりはあくまで人間にとって都合の良いものという前提で作られています。
犬の健康に注目すると、どうしてもドライフードでは消化性や熱による栄養変性の問題が生じます。ブッチのチルドフードは、本来の犬の消化性を考慮したフードですので、ドライフードよりも消化性が高く、ドライフードよりも犬にとって負担の少ないフードと言えます。
情報元サイト ブッチドッグフード(犬用)を獣医師が調査
どんなドッグフードが良いか迷ったらまずは人気のドッグフードを試してみてください。